CEOが語る|OKANが「ミッション」を重視する理由
みなさん、こんにちは。
OKANの木村です。
OKANでは、ミッションという共通の目標に向かって一緒に進んでいけるかという「ミッション・フィット」を非常に重視しています。
今回はこのミッションを重視する理由についてCEOの沢木が解説をしていきます。
沢木 恵太
代表取締役CEO
中央大学商学部卒。1985年生まれ、長野県出身。
ベンチャー・リンク、すららネットなどを経て、2012年12月に当社設立。
趣味はキャンプ、ロードバイク、アクアリウム。
OKANは、「働く人のライフスタイルを豊かにする」というミッションを最上位に置いた経営を行っています。
ミッションを実現するために、会社が存在し、事業が存在し、組織が存在するという考え方です。事業を営むための会社ではなく、ミッションを実現するための会社です。
そのため、採用活動や社内での評価においても、このミッションに関わる部分は強く重視されています。では、なぜミッションを最上位に置き、「ミッションフィット」を最重視しているのか、そこにはいくつかの理由があります。
ミッションが全ての根源
私たちは事業を目的に集まっているのではなく、ミッションに掲げていることを実現することを目的に集まっています。全てがミッションに通じていなければならないと考えています。
ミッションが大目的であり、ここへの理解、共感、一致が無いようであれば、そもそも一緒に活動をする意味がないという判断です。だから、当たり前の様に「ミッションフィット」が全てに勝る第一優先に置かれています。
ビジネスモデルがチームワークを求めている
私たちがもし仮に戦略コンサルを生業にしているのであれば「ミッションフィット」の優先度は下げても良いかもしれません。
顧客にとって、コンサルタント一人ひとりの属人的な能力の高さが求められ、喜ばれるからです。(戦略コンサルでもミッションや理念を大切にされているケースはありますのであくまで例としてあげさせていただきます)
しかし私たちは、多くのオペレーションをつなぎ、多くのパートナーに助けられ、決してひとりで付加価値を生み出しているわけではありません。
しかも社会を変えるべく掲げているミッションがあります。社会を変える大きな動きを創るためには、多くの人達が同じ方向を見て熱量を発することができる環境が必要です。ひとつひとつの業務に没入して森を忘れてはいけません (木を見て森を見ず) 。手段の目的化は最悪だと考えています。
そうならないために「ミッションフィット」はとても重要です。
100の問題を100人で解決する体制が必要
起業をして成果を出すまでには100の問題があると言われています。これを起業家ひとりで解決しようとして、1つの問題の解決に1ヶ月かかるとすると、100ヶ月 (=8年以上) かかってしまうことになります。
これをもし100人で問題を1つずつ解決することができたら、かかる時間はたったの1ヶ月です。仮に、1問あたり丁寧に1年かけたとしても、1年で100問を解くことができます。
一方で、この発生する問題は誰でも解決できるわけではないし、解決する方法も複数あります。100人それぞれが解決するようになるためには、目的を踏まえた正しい意思決定をそれぞれができなければなりません。その時に必要なのが判断軸、指針です。その指針こそがミッションというわけです。
社会を変えるほどの大きなことを成し遂げるためには、絶対的な指針に沿って、多くのメンバーが意思決定できるようにならなければなりません。だからこそ「ミッションフィット」は優先されます。
多様性が認められる組織であるべき
「働く人のライフスタイルを豊かにする」を私たちが体現する上で、多様性を認め、フレキシブルな対応ができる組織でなければなりません。一方で多様性を認めることは簡単なことではありません。一番避けなければならないのは、無秩序となり統率がとれなくなり、目的を達成できないチームになってしまうことです。これでは本末転倒です。
無秩序にならない方法があるとしたら、「ここだけは譲れない」ということを決め、その点においては絶対妥協しないことだと考えています。
その軸があり、拠り所があるからこそ、その他のことについて多様性を自由に認めることができるようになります。そして、その軸や拠り所こそがミッションです。私たちが自由であるために「ミッションフィット」は優先されるべきです。
これらの理由から、OKANは今後も「ミッションファースト経営」をしていきます。ミッションという一つの共通する目標に向かって、チームで大きなことを成し遂げることにワクワクするという方は、ぜひお気軽にご応募ください!